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中東情勢混迷の中、米国の原油在庫がジワリ増加

原油(WTI先物)反発。一時66ドルちょうど近辺まで下げた下落一服感などで。66.88ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで1235.3ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。2019年1月限は11785元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。2018年12月限は536.3元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで401.6ドル(前日比5.3ドル拡大)、円建てで1456円(前日比9円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年10月25日18時50分頃 いずれも先限)
4438円/g 白金 2982円/g 原油 51720円/kl
ゴム 165.2円/kg(5番限) とうもろこし 24730円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「中東情勢混迷の中、米国の原油在庫がジワリ増加」

サウジ記者事件を機に、中東情勢の混迷が深まってきています。

サウジがどれだけ、どのような情報を出すか?という点が今後の焦点と見られます。

ただ、トルコのエルドアン大統領が話したような、計画的な犯行、という言葉はサウジからは出てこないのではないか?と筆者は考えています。

事件の幕引きには、計画的ではなかったことを世界が納得できる説明を、しかるべき人物がしかるべきタイミングで行うことが必要なのだと思います。

その意味では、まだ混迷期は続くとみられます。

筆者は前々回の「中東情勢不安が原油価格を急落させるシナリオ」で書いたとおり、当該事件を発端とした懸念が世界規模に拡大したこと、イラン石油制裁開始(2018年11月5日)と減産後の新体制開始(2019年1月)という重要イベントのスタートを控えていること、という規模の大きさ・重要イベント直前に起きたという点から、この事件は特殊であり、単純に、中東混迷→供給不安→原油価格上昇、というシナリオにはならない可能性があると考えています。

一方、米国なのですが、以下のグラフのとおり、原油在庫がジワリと増加しています。

米国の原油生産量の増加は、減産体制が減少させることを目標としているOECD石油在庫を増加させる要因となります。

すでに減産は形骸化していますが、2018年12月まで継続することになっています。

減産終了後、新体制で来年1月を迎える前に、形骸化が目立つ、具体例として在庫の増加が目立つ状況はできるだけ避けたいという思惑が、現在の減産体制を構成するサウジをはじめとしたOPEC15カ国、ロシアをはじめとした非OPEC10カ国の頭の中にあるとみられます。

米国の動向も、今後の原油価格の動向を考える上で引き続き重要な要素です。

米国の原油在庫および原油生産量を中心に、引き続き注視していきたいと思います。

図:米国の原油在庫の推移 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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