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中東情勢不安が原油価格を急落させるシナリオ

原油(WTI先物)急落。サウジ情勢の不透明感が、イラン制裁の非順守・減産終了後の体勢不安を連想させていることなどで。68.42ドル/バレル近辺で推移。

金上昇。サウジ記者殺害事件の混迷、ドルインデックスの下落などで1237.9ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。2019年1月限は11935元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。2018年12月限は554.1元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで408.9ドル(前日比10.2ドル拡大)、円建てで1475円(前日比8円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年10月23日18時40分頃 いずれも先限)
4444円/g 白金 2969円/g 原油 52790円/kl
ゴム166.9円/kg とうもろこし24820円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「中東情勢不安が原油価格を急落させるシナリオ」

10月23日日本時間夕方過ぎ、原油価格が急落し始めました。

トルコのエルドアン大統領がサウジ人記者殺害について新たな事実を公表することが予定されておりその点が意識されているとみられます。

一般的には、中東情勢が悪化・不安定化すると原油価格が上昇すると言われています。

世界の一大石油供給地である中東の情勢が不安定化すれば供給が減少する懸念が高まり、原油価格が上昇する、というシナリオです。

しかし、現在は原油価格が急落しています。

筆者はこの現象について、以下のシナリオを想定しています。

今回のサウジ人記者の事件の事態が悪化すれば、中東の大国・世界屈指の産油国・米国の同盟国であるサウジの立ち位置が不安定化することにつながります。

これらのことが、米国との同盟関係が薄れる懸念を強め、11月5日から始まるイラン石油制裁が徹底できない可能性を高めること、2018年12月に終わる減産についてその後の産油国の体勢が不安定化する可能性を高めることにつながると筆者は考えています。

つまり、イラン制裁と減産終了を間近に控えているため、現在はサウジ情勢の混迷が深まれば深まるほど、世界的な石油の需給バランスが緩まり、原油価格が下落する可能性が高まる可能性がある、ということです。

引き続き、サウジ人記者の事件について、情報を注視したいと思います。

図:サウジ記者事件の今後と原油相場について想定されるシナリオ

出所:筆者作成

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