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逆輸出は暴落が前提条件

 先週18日(木)に東京ゴムRSS3号がまたもや急落し、当限(10月限)が146円40銭、11月限が150円90銭、12月限が155円60銭まで値崩れした。9月28日に第一波の下落に見舞われた時は、当限(10月限)が139円70銭、11月限が144円10銭、12月限が149円10銭だったから当時よりも下落したといっても、9月28日の安値より6~7円弱水準が高かったのが一つの救いといえようか。

 当面のポイントは25日の当限納会がどうなるかだが、すでに18日時点の取組高は205枚まで減少しており、かなり玉整理が進んだことから波乱のない納会になりそうだ。

 問題は中国への逆輸出説だが、その噂は根強い。目下のところ、某社が1,000トン(200枚)ほどを逆輸出するとの噂があるが、仮にこれが本当だとしても、新たな現物が3,000トン(11月から)入着する予定であり、再び在庫は増える見通しにある。

 もちろん、東京市場がその現物の入着を待たずに暴落したなら、現物を手当した向きがタイに売り戻してしまえば結果的に現物の入着は無いが、その前提条件は東京が暴落することで、現在のような価格では、『3,000トンの入着あり』と見るしかあるまい。

 とにもかくにも、10月から12月までで供用期限切れ現物が、ざっと6,000トン(1,200枚)もあり、10月限納会で200枚の受け渡しがあったとしても、11、12月限には5,000トン(1,000枚)の現物が供用期限切れを迎える見通しにある。

 中国へ逆輸出するのであれば、供用期限切れ現物の処分は可能だが、国内実需筋にそれを託するのは不可能だ。つまり、トコトン相場を下げて、バーゲンセールした結果によって逆輸出の芽が出て来るわけで、それには、まず第一にそうした受け手が出てくる価格まで下げざるを得まい。

 その価格が当限の140円割れか、あるいは135円か、130円かは判らない。

 10月限納会は前に述べたように玉整理が進んでおり波乱はなかろうが、問題は11、12月納会で5,000トン(1,000枚)の現物処理は難しく、『それを解決するのは、あくまでも価格でしかない』(市場関係者)の見方が正解かと思われる。

 恐らく、『相場がものすごく悪い』と受け取られるのが11月後半あたりと見るが、『皆が総弱気になった時』、相場が転機を迎えることが良くあることを肝に命じたいところ。
 

 

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