米国の原油生産量の見通しは大幅に引き上げられた

原油(WTI先物)反発。主要株価指数の反発などで。71.69ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで。1222.6ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。19年1月限12305元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。18年12月限573.3元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで379.4ドル(前日比1.6ドル縮小)、円建てで1379円(前日比5円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年10月12日18時ごろ)
4390円/g プラチナ3011円/g 原油54000円/kl
ゴム(RSS3号)169.3円/kg とうもろこし24740円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米国の原油生産量の見通しは大幅に引き上げられた」

10月10日に米エネルギー省(EIA)が公表した短期見通しで、前回の「世界の石油需給バランスは供給過剰に逆戻り」で述べた9月の世界の石油需給バランスが供給過剰になった件に加え、米国の原油生産量の見通しが大幅に引き上げられたことがわかりました。

以下のグラフは、2018年10月に公表された見通し(赤線)と同9月に公表された見通し(オレンジ点線)を示したものです。

どちらの見通しも、2019年12月にかけて米国の原油生産量は増加するとしています。

EIAはすでに米国を世界No.1の原油生産国だとしています。2018年9月12日、彼らのウェブサイトに「The United States is now the largest global crude oil producer」という記事が掲載されました。

もともと、9月時点でも米国の原油生産量は2019年末にかけて増加すると見込まれていたわけですが、10日に公表された見通しは、増加幅のさらなる拡大を示唆しました。

参考データですが、OPEC(石油輸出国機構)の統計によれば、1960年(OPEC発足)以降の原油生産量について、サウジアラビアは2016年の1,046万が過去最高、ロシアは1987年の日量1,115万3,000バレルが過去最高です。

10日のEIAのデータは、米国の原油生産量が来年12月にも、人類の石油の歴史において驚異的な量になる可能性を示したのです。

近年、米国の原油生産量が増加したことで、同原油生産量の増減が世界の原油生産量の増減に影響を与える状況になってきています。

その意味では、グラフで示した10月10日の見通しのとおり、2019年年末にかけて日量100万バレル程度増加すれば、米国の影響度がさらに増すことが予想されます。

この見通しの大幅な上方修正も、昨日までの原油価格の急落の要因になったと考えられます。

図:米国の原油生産量の見通しの変化 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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