原油価格の変動の影響①

原油(WTI先物)横ばい。材料難。今晩のEIA統計待ちなどで。74.64ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1190.6ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)弱含み。19年1月限12585元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。18年12月限597.3元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで365.2ドル(前日比2.6ドル拡大)、円建てで1328円(前日比3円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年10月10日17時ごろ)
4309円/g プラチナ2981円/g 原油56640円/kl ゴム172.7円/kg
とうもろこし24520円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「原油価格の変動の影響①」

10月4日に掲載した「原油相場2018年年末までの材料整理(10月4日時点)」で、年末までの短期的な見通しについて、現段階の筆者の考えを述べました。

今回より、原油価格が上昇すること、下落することがどんな意味を持つのかについて考えていきたいと思います。

株価の上昇は、ほぼ株式市場全体の願いといっても過言ではありません。株価が上がれば関連する多くの人が心を躍らせ、下落すれば関連する多くの人は将来への期待を口にします。

一方、原油はどうでしょうか。原油価格がどうなれば、関連する多くの人は心を躍らせるのでしょうか。原油価格の変動が与える影響を考える上で、登場人物が複数いる点を考慮する必要があります。

“原油は経済の血液”と例える人がいますが、私もそうだと思います。“原油は経済の血液”という言葉は、現在社会において血液が行き渡らない国はほとんどないことの例えと言えます。

仮にガソリンや灯油、軽油などの燃料が行き渡っていない国であったとしても、プラスチック製品や化学繊維など石油由来の日用品や衣服を使ったり着用したりしている人々は少なくないと思います。

原油市場での値動きの影響を考える際、上記のような原油や石油製品を使う「消費者」、原油を生産する「生産者」、そして、原油市場でトレーディングをしている「投資家」という3者の視点が必要です。「投資家」は、原油価格に連動する金融商品に投資をする人以外に、原油を景気のバロメータとしてとらえて株式や通貨の取引をする人を含みます。

以下のとおり、原油価格が上昇した場合に起き得る事象と、3者が受ける影響について考えてみました。

必ずしも、上昇がみんなが歓迎することではない、ことがわかります。

次回以降、原油価格が下落した場合に起き得る事象について書きます。

図:原油価格が上昇した場合の影響(例)

出所:筆者作成

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事