2018年9月のOPEC原油生産量について

原油(WTI先物)下落。米原油在庫の増加などで。74.53ドル/バレル近辺で推移。

金弱含み。ドルインデックスの強含みなどで。1202.6ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)弱含み。国慶節のため休場。

上海原油(上海国際能源取引中心)国慶節のため休場。

金・プラチナの価格差、ドル建てで376.5ドル(前日比0.6ドル縮小)、円建てで1380円(前日比6円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年10月5日17時ごろ)
4377円/g プラチナ2997円/g 原油56840円/kl ゴム169.3円/kg
とうもろこし24700円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「2018年9月のOPEC原油生産量について」

海外主要メディアが今週公表した2018年9月のOPEC加盟国の原油生産量は、OPEC全体で8月比増加、注目されたイランは同減少となりました。

イランの原油生産量は今年6月頃から減少傾向にあります。11月4日から始まる米国が主導する石油関連の制裁再開に向けた不買の動きがはじまっているためだとみられます。

以下のグラフのとおり、イランの原油生産量は、9月は8月よりも日量10万バレル減少となりました。この点が、原油価格が記録的な水準まで上昇した一因となったとみられます。

一方、OPEC全体は増加しました。9月は8月比9万バレル増加となりました。

リビアとナイジェリアの政情不安からの復活の他、サウジやUAE、アンゴラが増加しました。

サウジは5月から6月にかけて大幅増加し、2017年1月の減産開始前の歴史的な高水準とほぼ同量に達していました。

その後はその水準を維持する展開となっていました。つまり9月は、その高水準をやや上回る量の生産が行われたことになります。

市場はイランとOPEC全体のどちらを材料視しているのでしょうか?イランはOPECの一部、OPEC全体はその文字のとおり全部です。

先述のとおり、イランの原油生産量の減少が原油相場の上昇要因となったのであれば、市場は全体を見ずに一部を見ていることになります。

しばらくは原油相場が高値を維持したり上昇したりしたとしても、何かの拍子で市場のムードが急速に悪化した場合、それまで材料視されなかったOPEC全体の動向に目が向き、原油価格が下落する可能性があります。

下落要因を抱えたまま原油相場が上昇した点に注意が必要です。

図:OPECの2018年9月の原油生産量(8月比) 単位:万バレル/日量

出所:海外主要メディアのデータをもとに筆者作成

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