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原油価格は年末にかけて80ドルに達するのか?

 商品相場の見通しで定評のあるゴールドマンサックスの分析者達は、「原油価格が年末にかけてバレル当たり80ドルを上回る水準に達する可能性がある」との強気な見通しを示した。原油の生産者がショートヘッジを薄くさせていること、またイランの輸出が減少していることを理由に挙げている。

 注目されているイランの原油生産は、8月は350万バレルで前月より10万バレル強の減産となり、9月もさらに14万バレル減って336万バレルほどと見積もられている。この結果、イランの輸出余力は低下する傾向をたどっており、水準的には約2年半ぶりの低さだと伝えられている。

 ただしOPEC全体の産油量は、サウジアラビアやアンゴラ、リビアなど他の加盟国がイランの減少分を穴埋めしたことで、若干増えた模様である。しかし長期的にイランの減産がこのまま続いた場合、先のゴールドマンサックスのアナリストは「イラン以外の産油国が不足分を埋め合わせできない可能性がある」と推察している。実際、米制裁が11月に正式に発効すればイランの生産減少ペースは加速することが確実視されている。

 足元の国際原油市場では、このイランの減産問題のほかにも、米原油在庫の減少、リビアの政情不安による産油量の落ち込みなども抱えている。あるいは減産を補うことが期待されているサウジやロシアなどの大手産油国が増産に対し消極的な姿勢であることも軽視できない要因である。
 

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