週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比1.85ドル高の72.27ドル、ブレント原油は2.80ドル高の81.76ドルとなった。

 前週末の海外原油は続伸。23日に産油国の共同閣僚監視委員会(JMMC)を控える中、ドル高もあり売りに押される場面はあったものの、押し目では一定の買い気が見受けられ、小幅に値を伸ばした。

 週明け24日は、前日に行われたJMMCにて増産勧告が見送られたことで、大幅続伸となった。前週末にトランプ米大統領がOPECが原油価格を吊り上げているとして批判していたもの、サウジアラビアやロシアなどは早急な増産を否定したかたちだ。サウジのエネルギー相は、今後必要であれば増産し需給の均衡を維持するとの認識を示し、足元で顧客の需要は満たされており、OPECは原油価格を押し上げていないとトランプ米大統領に反論している。翌25日も続伸。米国の制裁によってイランの生産量がさらに減少していく見通しであることが相場を押し上げた。前日の急伸もあり、序盤は利食い売りで伸び悩んでいたものの、中盤以降はしっかりと推移し、小幅に続伸して引けた。26日は一転して反落。 EIA在庫統計において原油在庫が185万Bの増加(予想:125万Bの減少)となったことを受け売り優勢となった。しかしながら、引き続きイラン制裁による供給懸念が相場を下支えする格好で、押し目では買われる展開となり終盤にかけて値を戻す展開となった。27日は反転し上昇。イラン制裁による供給懸念に加え、米エネルギー長官が戦略石油備蓄の放出は検討していないと言明したとの報やナイジェリア石油労組のストライキなどを材料に相場は押し上げられた。

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