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供用期限切れ現物が重荷!?

 東京ゴムは9月21日から下げ始め、当限(10月限)がついに130円台に突入した。一時的に反発しても、それは売方の買い戻しに過ぎず、買戻しが一巡すると再び下げるという悪性相場になっている。

 このように、期近から下げ足を早めている要因は、本欄で何度も述べている通り、東京商品取引所のゴム市場指定倉庫在庫1万0,532トン(9月10日現在)が、次々と1年間の供用期限切れを迎えるからだ。

 あらためて、東京商品取引所への検品申請数量を見ると、2017年が10月に184枚(920トン)、11月が392枚(1,960トン)、12月が496枚(2,480トン)、更に2018年1月が396枚(1,980トン)、2月が480枚(2,400トン)、3月が320枚(1,600トン)、4月も320枚(1,600トン)となっており、これらが1年間の供用期限を迎えることになる。

 特に、昨年11月から今年4月までの検品申請は毎月400枚から500枚近くもあり、これらが10月限、11月限、12月限など年内限月に集中して納会で渡される。供用期限があれば限月間のサヤが開けば、サヤ取筋の受けも出るが、それが不可能だけに、受け手は実需筋に限られる。

 9月限納会は220枚の受け渡しであったが、それを実需筋が受けて消化している。しかし、10月限以降には毎月400~500枚の供用期限切れ現物が渡されるとなると、受け切るのは無理だ。価格が暴落すれば受け手が増えるが、それでも、1リットルしか入らないビンにそれ以上の水を入れれば溢れるのと同じだ。

 供用期限切れの現物があふれているなかでは価格の暴落は必然的に起こるということ。当限がどこで下げ止まるか判らないが、現在の価格でもまだ高いといえる。

 過去、こうした事態は何度かあったが、最終的には余った現物を中国に輸出して、需給調整をはかった。ところが、その中国も上海市場に56万5,000トンもの在庫をかかえて、東京の現物を受け入れる環境にはない。

 もちろん、東京買い上海売りのポジションを取ることが出来れば、その限りではないが、それには、東京市場が一段と下落する必要がありそうだ。いずれにしても期近限月が下げ止まらないことには底入れ出来まい。
 

 

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