ゴム週刊情報

◆ファンダメンタルズ

【産地】タイ原料シートゴム現物の主要市場の取引量は、一日当たり約22トン~約63トン。9月27日の価格はキロあたり40.12~42.32バーツ、RSS3号タイ主要港10月積価格は145.5~146.5セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫(9月10日現在)は13,199トン(前旬比321トン減)、9月上旬の入庫は277トン、出庫は598トン。

◆展開予想

 先週9月21日の9月限納会が比較的平穏であったことを受け、連休中明けの東京ゴム市場では新圃2019年3月限が堅調に発会、先限限月として9月3日以来の171円台を回復した。しかしながら、中秋節の連休中明けとなる上海ゴム市場は「米国による第三次追加関税を発動」と「米中通商協議を打ち切り」に貿易戦争激化が確定的となり、産業資材需要の減少懸念から下落。東京ゴム市場もツレ安となる。「OPECによる増産見送り」に堅調となった原油市場にゴム市場は一時的に下支えられたものの、27日には、米国の原油在庫増に原油市場が軟化し、支えを失った上海・東京両ゴム市場は売られ、中国が「1585品目の工業品・一次原材料等の商品(商品の詳細は後日発表とのこと)への輸入関税を11月から引き下げる」と発表したことで、国慶節休暇に控えた上海ゴム市場は一段安となり、東京ゴム市場も再びツレ安。9月28日正午現在、円安ドル高に下値を支えられ東京ゴム先限は166.5円前後で推移。週の高値は171.2円、安値は165.2円。上海市場の国慶節休場は10月1日から5日までとなっており、現物市場の大口買い方の不在に世界の天然ゴム相場の価格は低迷する可能性が高い。

 RSIは、長・短期線は共に40前後にあり、一目均衡表においては、雲の下限からの乖離が大きく、目先は、大きく下げることは予想し難い、しかしながら、相場が底入れするには、まだ、時間が必要と考える。

 当先の順鞘幅は26円前後にまで拡大し、1990年以降の最大幅である29.7円に迫る。「期限切れ貨物の還流懸念」により期近限月の上値が抑えられる一方、輸入採算価格を大きく下回っている先限は、新規貨物入着のめどが立たず下値が堅い状況に変わりはなく、順鞘幅は「期限切貨物の還流懸念」が払しょくされるまでの、目先数か月の間、さらに拡大が続くと予想される。
 

 

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