週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比1.69ドル高の70.42ドル、ブレント原油は0.81ドル高の78.96ドルとなった。

 前週末の原油相場は上昇した。前日までドル高やIEA月報で新興国経済への懸念や貿易摩擦の激化 などが需要の伸びを抑制する可能性があると指摘されたことで下落していたが、ポンペイオ米国務長官がイラン制裁に関する新たな記者会見を行うと報じられたことから再びイランの供給懸念が意識された模様。

 週明けはイラン制裁による供給懸念が意識される一方、米中貿易摩擦への懸念から値動きは限定的だった。中国が米国側からの通商協議の提案の拒否を検討していると報じられ、依然として解決の糸口が見えない中警戒感が強まった格好となった。翌18日はサウジアラビア当局者がブレント原油は80ドル以上の水準が望ましいと発言したことで反発した。23日に協調減産の実施状況を話し合う共同閣僚監視委 員会を控える中、イランの供給減少により短期的な上昇圧力が強まることをサウジアラビアが容認する格好となったことに反応した。翌20日はEIA週報で原油在庫はほぼ予想通りの減少幅となったが、原油輸出や原油消費量が堅調だったことが材料視され続伸した。また、ドライブシーズンを通過した後でもガソリン消費が高水準で推移しており、在庫も予想外に取り崩しとなったことが好感された。週末にかけてはドル安、株高など他市場の環境は良好だったが、トランプ大統領が原油価格は高すぎるとしてOPECを非難したことで戻りを売られる展開となった。

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