米シェールオイル主要地区の1油井あたりの原油生産量

原油(WTI先物)小幅反発。ドルインデックスの弱含みなどで。70.47ドル/バレル近辺で推移。

金強含み。ドルインデックスの弱含みなどで。1214.1ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。2019年1月限は12465元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。2018年12月限は532.4元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで376.7ドル(前日比12.7ドル縮小)、円建てで1361円(前日比2円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年9月21日16時30分ごろ)
4372円/g プラチナ3011円/g 原油52120円/kl ゴム168.7円/kg
とうもろこし23370円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米シェールオイル主要地区の1油井あたりの原油生産量」

過去3回、今週月曜日に公表された米シェール主要地区の各種データについて書いてきました。

今回は同じデータから、「新規1油井あたりの原油生産量」について書きます。

最も単純な式で言えば「量=数×質」と言えますが、昨日触れた掘削済井戸・仕上げ済井戸数の件は、油井がたくさんあれば全体的に生産量が増える、少なければ生産量は減る、ということ“数”を巡る話でした。

本日の新規1油井あたりの原油生産量は生産効率、つまり“質”についてです。

1つの油井から得られる原油の量が増え、効率よく生産ができるようになれば、全体として生産量が増える、効率よく生産ができなくなれば、生産量が減る、という“質”を巡る話です。

以下のグラフのとおり、逆オイルショック(原油価格の急落・低迷)の時期に、シェール主要地区の新規1油井当たりの原油生産量が大きく増加したことがわかります。

掘削した井戸に高圧で水と砂と少量の化学物質を注入して地中の先端部分付近の岩盤(シェール層)を破砕する仕上げに関連する技術革新が進んだことで、地中で先端部分を枝分かれさせることが可能になりました。

技術革新前は1つの井戸に対して先端部分は1つだったものが、技術革新後は、1つの井戸に対してシェールオイルを採取する先端部分が複数になり、その結果、1つの井戸から生産できる原油の量が格段に増えたのです。

このような技術革新がいつ起きたのかと言えば、逆オイルショックの時です。原油価格が下落してシェールの開発で採算が合わなくなった石油会社が続出した時、その逆境を打開するため、少ないコストで多くの原油を生産できるように、生産効率を上げるべく、技術革新が進んだと考えられます。

蓄積されたノウハウはその後も受け継がれていきますので、原油価格が下がったとしても“質”は低下しにくいと考えられます。

図:米シェール地区における新規1油井あたりの原油生産量(主要7地区平均)と原油価格

出所:米エネルギー省(EIA)の資料をもとに筆者作成

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