金・原油見通し(リスクオン高まる)

 前回(8/20付)当欄で、『内外ともに、先週長い下ヒゲで付けた一番底候補を維持できれば、底打ち感は徐々に高まる事となろう。~中略)。東京金の月間騰落率を1986年以降の長いデーターで振り返って見ると、7月・8月は特徴がないものの、9月の堅調さが目立つ。8月に年内2回の利上げ観測を織り込みながら、投機玉が売り越しとなるまで売られた安値を新規では売り込みたくない。総弱気の今、買い主体の戦略・戦術を考えたい』と指摘したが、想定通り、内外ともに出来高を伴って付けた8月16日の長い下ヒゲ安値を一番底として反発。

 NY市場は心理的節目1200ドルを中心とした保合いで日柄調整しているが、東京金は、円安の追い風もあり、ダブルボトムを完成させて、上値を伸ばしている。ユーロやポンド、新興国通貨が対ドルで上昇し、円もドルも売られたため、ドル円は円安で反応した事が、円建て金上昇の背景。

 トランプ米大統領は17日、「巨額の赤字をこれ以上認められない」として、2000億ドル相当の中国製品に対する追加関税を24日付けで適用することを発表。上海株式市場がチャイナショック以降の安値を割り込み、スパイラル的な下げになるのではないかとの懸念が広がって今週は始まったが、市場の警戒に反して、世界的な株高・円安ドル高となった。

 対中追加関税の発動が発表されたが、想定よりも税率が低めだった事に加えて、18-19日に北朝鮮の平壌で行われた南北首脳会談で、米国が望む中国側からの一定の圧力がかかり、核放棄への道程が示された事も影響しただろう。
 

 

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