供給不足がこれから深刻化し、原油相場は堅調地合いが続く

 このところ1ヶ月くらいのWTI原油相場は、67-71ドルあたりでの強持ち合いが続いてるが、そろそろ三角持ち合い上放れて7月高値75.27ドルへ向かいそうだ。

 最新週のEIA(米エネルギー情報局)発表の米原油在庫は5週連続減少の3億9413万バレルで前年同期から7870万バレルも減少し需給がタイト化、またイランからの原油輸出が11月からの米制裁発動で供給不足が深刻化しそうだ。トランプ大統領が、さかんにOPECに価格を下げさせそうと圧力をかけているが、現状OPEC増産余力は、140万バレル程度しかない。増産余力を使い果たすと中東有事など、いざとなった時にどうしようもない。OPEC盟主のサウジアラビアの生産量も6-8月直近3ヶ月は、1040万バレル/day前後で横ばい、増産がきかない状況だ。

 OPECと非加盟国は23日、アルジェリアで共同閣僚監視委員会を開き、イラン産原油の供給減少を穴埋めするため、増産を分担する手法や第4四半期の需給について話し合う予定となっている。ただヴェネズエラやアンゴラの減産が顕著になってきており、サウジアラビア、ロシアなどが多少増産したとしても相殺され増産は効かない。特にヴェネズエラ産油量は2016年215.4万バレル/day→123.5万(直近8月)までひどい落ち込みようだ。ちなみに8月のイラン産油量は358.4万バレル/dayと前月から15万バレルの減少となり、落ち出してきている。そして、報道によるとサウジアラビアがブレント原油80ドル超の相場水準を容認するようだ。

 チャート的にはWTI72ドルを買い切ると7月高値75ドルを試す展開と見る。75ドルを超えると倍返しの85ドルが目標となろう。
 

 

 

 

 

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