米原油生産量の見通し引き下げから読み取れること

原油(WTI先物)弱含み。米原油生産量の見通し引き下げなどで。69.81ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで1202.0ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。2019年1月限は12270元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。2018年12月限は535.9元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで412.2ドル(前日比0.7ドル縮小)、円建てで1455円(前日比6円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年9月6日大引け17時時点 いずれも先限)
4275円/g 白金2820円/g 原油51390円/kl ゴム168.2円/kg
とうもろこし23780円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米原油生産量の見通し引き下げから読み取れること」

昨日、米エネルギー省(以下EIA)が、短期見通しを公表しました。

短期見通しには、米国の原油生産量や原油在庫、原油価格などの、当該年・当該月以降、翌年12月までの“見通し”が含まれています。

以下のグラフは、米国の原油生産量の、2018年7月、8月、9月の各月に公表された2019年12月までの見通しを示したものです。

7月(灰色)および8月(オレンジ)に公表された見通しは、2019年12月の米国の原油生産量は日量1200万バレルを超える、としていました。

しかし、昨日公表された9月(青)の短期見通しでは、日量1189万バレルとなり、1200万バレルを割りました。

この見通しの修正の背景には、原油価格の変動があると筆者は考えています。

2019年12月時点で日量1212万バレルという、今年に入って公表された短期見通しの中で最も高水準の見通しは、原油価格が2014年11月以来の高水準まで上昇してきたことを反映していると考えられます。

原油価格の上昇が原油生産量の見通しが引き上げたと考えられます。

7月以降、原油価格の下落と、米原油生産量の見通しが引き下がった点と逆の点で一致します。

このことは、米国内の石油開発業者は、原油価格の動向を見極めて、柔軟に原油生産量を変動させることができること示唆しています。

再び原油価格が上昇すれば、再び見通しは引き上がる、とも言えます。

報道ではテキサス州西部のシェール主要地区、パーミアンの原油生産量が減少し始めたとされています。

しかし、今後の原油価格次第では復活する可能性は多分にあると筆者は考えています。

原油生産量の見通しに引き下げについても、ピークを下方修正したにすぎず、引き続き増加を続ける、という見通しには変わりはない、という点にも留意が必要です。

図:米国の原油生産量の見通しの変化 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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