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金の取り巻く環境悪化で弱基調継続

 CFTCの取組内訳で、NY金の大口ファンドの建玉は2002年8月以来のネットショートに転じている。2002年以前、ネットショートに転じることは良くみられたものの、金ETFの制度ができた2007年以降、金ETFという金の現物を保有する仕組みになったこと、中央銀行の金の購入の動きがみられるようになってから、初めてのネットショートである。つまり、以前のネットショートに転落した環境と大きく異なる中で、ネットショートに転じた意味は大きく、金を取り巻く環境が劇的に変化したとみるべきである。

 まず、投資リスクのヘッジとしての役割を果たさなくなったことである。米中の貿易摩擦を懸念する局面でも金は急落していた。金に対する投資リスクの減退というべきである。

 また、米利上げの見通しであり、米ジャクソンホールでのパウエル米FRB議長の講演から推測して、今年あと2回、そして来年2回の利上げによって、3%近くになれば、利上げは打ち止めの公算が高まっている。ただ、金利を生まない金にとって、残り2回の利上げは依然として厳しい状況である。
 

 

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