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世界4位に後退していたサウジの外貨準備高

原油(WTI先物)弱含み。米在庫増加などで68.56ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの強含みなどで。1210.6ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)弱含み。2019年1月限は12340元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。2018年12月限は508.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで416.9ドル(前日比2.2ドル縮小)、円建てで1459円(前日3円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年8月29日18時ごろ)
4292円/g プラチナ2833円/g 原油50230円/kl ゴム171.9円/kg
とうもろこし23450円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「世界4位に後退していたサウジの外貨準備高」

以下のグラフは、サウジの外貨準備高の推移です。

外貨準備高とは、為替介入や外貨建債務の返済が難しくなったときなどに用いられ、比較的速やかに取り崩すことができる、通貨当局が管理する資産のことです。

平たく言えば、自国通貨の急変や外国に対する急な債務返済の必要が生じた時に用いられる、何かあった時のための資産、ということです。

サウジの外貨準備高が減少傾向にあります。2016年にスイスに追い抜かれ、世界4位まで後退しています。

取り崩しが始まったのが2015年であることから考えるに、原油価格の急落・低迷と無関係ではなさそうです。

逆オイルショックによりサウジの財政が急激に悪化し、何かしら急な支払いが発生し、それを補うために外貨準備高が取り崩された、と想像されます。

外貨準備高は取り崩しても、また積み上げればよいのですが、サウジの外貨準備高は、原油価格がある程度反発した2017年においても積み上がりは見られません。

近年のサウジの外貨準備高の推移は、現在のサウジに外貨準備高を積み上げるだけのゆとりがないことを示唆しています。

昨日、2016年に打ち出されたサウジの抜本的な経済改革である「ビジョン2030」について、その重要な資金調達プロセスである、サウジアラムコのIPOの中止が報じられました。

「ビジョン2030」がとん挫すれば、サウジの将来が危ぶまれます。

サウジにおける、外貨準備高や石油輸出額、GDPなどの経済・財政状況を示す指標をはじめ、原油生産・輸出量、石油製品の生産量・輸出量などの石油関連のデータを注意深く見ていく必要があります。

図:サウジアラビアなどの外貨準備高 単位:百万米ドル

出所:グローバルノート(原典:IMF)のデータをもとに筆者作成

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