^
ページTOPへ

サウジの石油による収入はピークの半分以下

原油(WTI先物)上昇。米原油在庫の予想以上の減少などで。66.64ドル/バレル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの下落などで。1203.8ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)大幅上昇。2019年1月限は12580元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。2018年12月限は504.6元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで409.7ドル(前日比2.7ドル拡大)、円建てで1424円(前日4円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年8月22日18時50分ごろ)
4235円/g プラチナ2811円/g 原油48440円/kl ゴム177.0円/kg
とうもろこし23660円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「サウジの石油による収入はピークの半分以下」

以下のグラフは、昨日(8月21日)、米エネルギー省(EIA)が公表したサウジの石油による収入の額(実質 ネット)の推移と、WTI原油価格の年平均の推移です。

2つはおおむね同じ山と谷を描いています。原油価格が高い時は石油による収入が増える、原油価格が安い時は同収入が減る、という構図です。

この10年間における、サウジの石油による収入のピークは2012年の3767億9000万ドルです。また、2017年は1671億ドルでした。

2017年の石油による収入は、ピークであった2012年に比べて55.7%減少(2097億ドル減少)したことになります。

石油に収入を依存するサウジにおいて、石油による収入が半分以下になったことは、同国の財政が非常に苦しい状況に陥ったことを示唆しています。

近年、サウジは周辺国との安全保障上のリスクを担保するため、防衛費が拡大していると言われています。

また、サウジ国内では体制を維持するために社会福祉等においてバラマキ行政が行われていると言われています。

歳出が増える一方、石油による収入が大きく落ち込んでいます。

逆オイルショックと呼ばれた原油価格が急落・低迷していた時期にあたる2015年10月に、IMF(国際通貨基金)は、サウジが2020年には財政破綻すると警告しました。

ムハンマド皇太子がサウジの構造改革「ビジョン2030」提唱したのは、財政破綻が警告されたおよそ半年後でした。

2020年というと再来年という非常に近い将来ということになります。

2018年5月から6月にかけてサウジは原油を大増産しました。

7月も6月の水準を維持する生産量となっているのは、サウジの財政が一刻を争う危機的状況であるためなのかもしれません。

図:サウジアラビアの石油による収入とWTI原油価格(年平均)の推移

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

最新記事

 
 
 

関連記事