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なぜメキシコ湾でシェール生産が行われないのか?

原油(WTI先物)下落。米中貿易、トルコ、イランなどの各種リスクによる消費減少懸念などで。65.06ドル/バレル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの下落などで。1192.3ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)横ばい。2019年1月限は11830元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)大幅下落。2018年12月限は481.7元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで403.1ドル(前日比7.0ドル拡大)、円建てで1405円(前日3円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年8月20日15時15分ごろ)
4205円/g プラチナ2800円/g 原油47540円/kl ゴム170.0円/kg とうもろこし24290円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「なぜメキシコ湾でシェール生産が行われないのか?」

以下の図は米国内の州・地域別の原油生産シェア上位10位を示したものです。(2018年5月時点)

シェア上位の州には、米エネルギー省(EIA)が提唱するシェールオイル主要地区が含まれます。

1位のテキサス州にはパーミアン地区とイーグルフォード地区、3位のノースダコタ州にはバッケン地区、4位のニューメキシコ州にはパーミアン地区の一部、5位のオクラホマ州にはアナダルコ地区、8位のコロラド州および9位のワイオミング州にはナイオブララ地区、という具合です。

ただ、米国内の生産シェア2位のメキシコ湾については、EIAが提唱するシェールオイル主要地区は含まれていません。

メキシコ湾でシェールオイルの生産が行われていない理由について、すぐに思いつく点が3つあります。

そのうちの2つは技術的な問題です。採集技術と探索技術、それぞれにについてです。

採集技術については、掘削後の井戸に水と砂などを高圧で注入して岩盤を破砕してシェールオイルを取り出す水圧破砕を海底でも行うことができるのか?という点です。

メキシコ湾の油田地帯の水深は1000メートル以上あるとされています。くみ上げることは既存の技術で可能であるとしても、逆に注入すること(それも高圧で)はできるのか?という問題です。

また、頁岩層(シェール層)が海底のどこにあるのかを探索する技術が必要です。海底の場合、陸上での探索と同じ技術を用いることは難しいと想像します。

そして、技術的な問題以外に採掘権の問題もあります。さまざまな統計を見る限り、メキシコ湾の海底は合衆国連邦の土地だと考えられます。

民間の企業や個人で掘削権の融通・売買が行われている陸上とは異なり、海底での掘削権は米国政府にあるため、陸上でのシェール開発のように民間主導で行うことができないとみられます。

図:米国の州・地区別原油生産シェア (2018年5月)

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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