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金相場、内外ともに一番底形成か?

 トランプ米大統領のトルコへの制裁強化に対し、トルコのエルドアン大統領が強気姿勢を崩さず、トルコ中央銀行が金融システムへの流動性供給策を発表したが、危機は新興国市場全体に波及し、対主要国通貨に対するドル高から金も売られる格好となった。

 米景気の力強さから米連邦準備理事会(FRB)の利上げ継続も嫌気された。昨晩のNY金(12月限)は、1167.1ドル(8/16安値)まで続落したが、トルコのアルバイラク財務相が電話会議で国内銀行は健全だと強調したことを受けて、ドル高リラ安が一服、押し目を買われて、長い下ヒゲを形成した。

 東京市場も、NY金の下落+円高進行を嫌気して、16日に先限は4,112円まで大幅下落したが、出来高を伴って安値を付けた後は、押し目を買われ、長い下ヒゲを形成。RSIは短期的な売られ過ぎ感を示しており、「投げたら終い」のパターンとなる可能性。

 内外ともに、16日の下ヒゲ安値が「一番底」候補となる。短期的な自律反発が期待されるが、NY株式市場は堅調であり、米国の年内利上げ観測も高いままだ。相関の高いユーロも、トルコだけではなく、英国のブレグジット、イタリアの格付け見直しなど、9月以降にも不安材料は多い。ドル高・ユーロ安が継続するなら、NY金の戻りも限定的となるだろう。

 自律反発が大きくなれば、戻りを売られた後は、2番底形成シナリオ、自律反発が大きくなければ、鍋底(ソーサーボトム)形成シナリオが考えられる。

 ジャクソンホールでパウエル議長(現地時間24日午前8時(日本時間同日午後11時)に講演)から9月利上げが示唆されれば、再度、NY金は売られそうだが、一番底候補を維持できれば、底打ち感は徐々に高まる事となろう。
 

 

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