金相場、内外ともに一番底形成か?

 NY金が大幅続落となっている。

 NY金が大幅続落となっている。トルコ情勢を巡る警戒感からドル指数が上昇、相関の高いユーロが支持線を割り込み急落した事を嫌気した。合意なきブレグジットのリスクが意識され続けたことにいるポンド安がユーロ安の一因となっていたが、欧米勢が夏季休暇、本邦勢もお盆休みの薄商いの中、トルコ通貨危機がマーケットを襲った。

 「8月」は、古くは1971年のニクソンショック、1990年のクェート侵攻、1991年の旧ソ連クーデター、1998年のロシア債務不履行、最近では2007年のバリバショック、2011年の米国債格下げショック、2015年のチャイナショックなど、波乱が起きたケースが少なくない。今年は、世界的な貿易戦争に対する懸念や、中東の地政学リスクに加えて、米中間選挙前にヘッジファンドがレバレッジを落とす最後のチャンスでもある9月決算解約45日前ルールの日柄にも当たっていた。米国の利上げに伴う新興国リスクが意識される中、トルコ政府によるアメリカ人牧師の拘束と、これに対するアメリカの報復制裁が、今回のトルコリラ売り加速の背景だ。トルコ当局は、2016年7月のクーデター未遂事件に係る容疑でアメリカ人牧師のアンドルー・ブランソン氏を2年にわたって拘束している。このクーデター未遂事件以降、トルコと米国の関係は悪化、ロシア軍機撃墜により緊張が高まっていたトルコとロシアの関係は急速に改善した。「トルコ軍がクーデターを準備していることを示す、極めて機密度が高い情報と暗号化された無線通信」をロシア情報機関が傍受し、トルコ側に伝えたため、エルドアン大統領は、間一髪で脱出することができたとされる。

 一方、拘束されている米国人牧師は、選挙の大票田である米国キリスト教福音派に属する牧師で、中間選挙に向けてトランプ大統領も妥協できない状況だ。
 

 

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