170日間のホルムズ海峡封鎖は可能?

原油(WTI先物)下落。米稼働リグ数の増加などで。67.72ドル/バレル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの上昇などで。1216.0ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。2019年1月限は12385元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。522.5元/バレル近辺で推移。

プラチナの価格差、ドル建てで392.8ドル(前日比2.6ドル拡大)、円建てで1360円(前日比15円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「170日間のホルムズ海峡封鎖は可能?」

以下のグラフは、米国や日本など先進国をはじめとした36カ国で構成されるOECD(経済協力開発機構)が持つ石油在庫の推移です。

需給バランスが大きく供給過剰に傾いたことが一因となり、OECD石油在庫は2014年頃から急増し、2016年に30億バレルまで積み上がりました。

その後、協調減産がはじまったこともあり徐々に低下し、2018年7月時点で28億1400万バレルの石油在庫があるとされています。

減産がとん挫している影響で在庫の減少スピードが落ちてきている可能性があります。

単純計算ですが、ホルムズ海峡を経由して出ていく石油の量である日量1600万バレル(以前の「ホルムズ海峡率”は何%!?」で述べた割合をもとに試算)で、足元のOECD石油在庫28億1400万バレルを割ってみます。

ホルムズ海峡が封鎖された場合、計算上、全OECD石油在庫でまかない続けることができるのはおよそ170日です。

また、この在庫は商業在庫であり、各国政府の備蓄は含まれていません。

これらの点を考慮すれば、ホルムズ海峡が仮に封鎖されても直ちに私たちの生活に悪影響は出ず、順次備蓄を取り崩しながら、米国などの中東以外の国からの石油の調達を進め、封鎖が解除されるのを待つことになるとみられます。

まずは、海峡封鎖が行われないことが望まれます。

図:OECD石油商業在庫 単位:百万バレル

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

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