週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比2.36ドル安の66.53ドル、ブレント原油は1.43ドル安の71.86ドルとなった。

 前週末は反落。米中貿易摩擦の激化懸念に加え、米国産原油の最大の買い手である中国石油化工(シノペック)が輸入を停止するとの報から売りが先行した。しかし雇用統計後のドル安、米株高により下げ幅を縮小する展開となった。

 週明け6日は反発。米国が対イラン制裁の第一弾を再開したことによるイラン原油の供給減少懸念や、7月のサウジの生産量が前月から約20万B減少したことが材料視された。一方、イラン原油禁輸の除外措置を検討するとの報で高値からは値を削った。7日は続伸。引き続きイラン制裁による供給不足が意識され買いが先行したが、対ユーロでのドル高と利食い売りに押される格好となった。またEIAの月報では2018、19年の米原油生産見通しをそれぞれ約10万B下方修正している。8日は米中貿易戦争の激化懸念を背景に大幅反落。EIA統計で原油在庫が予想よりも取り崩しが小幅であったことや、ガソリン在庫が予想に反して積み増しであったことに加え、ユーロ安/ドル高に振れたことも圧迫要因となった。9日は小幅下落。米中貿易リスクが意識される展開が続いていることや、欧州通貨に対してドルが買われたため、コモディティ市場を圧迫した。週末にかけてはユーロ安ドル高、株安で推移するもWTI、ブレントともに安値から大きく切り返す展開となっている。

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