8月以降は、買いの準備期(NY金)

 2018年のNY金は、「通貨の顔」としても「安全資産の顔」としても売られ、年初の高値を起点とした下降チャネルが継続している。7月31~8月1日の日程で行われた連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、米景気が「強固なペースで拡大」と、6月会合の文言から上方修正し、9月利上げの可能性を示唆したことで、年内あと2回の利上げ観測が高まっている。FOMC直後のFedウォッチでは、9月の利上げ観測が90%を超え、12月の利上げも65%に近い数字となっている。

 今晩は雇用統計が控えているが、ここで強気の数字が出れば、利上げ観測の更なる高まりからドル買いと共に、NY金にとっては、もう一段安のリスクはあるだろう。

 ただし、既に米好景気は110ヶ月目に突入しており、青信号と言うよりも、赤信号になる直前の黄色信号の時間帯だと考える。

 NYダウの月間騰落率を振り返ると、7月は陽線確率も高く、月間騰落率も強気優勢の時間であったが、9月にかけては反対に売り優勢が確認される。

 またドル円の月間騰落率を見ると、8月は円高圧力の強い月である。一方、ドルやNY株と逆相関のNY金は、8月・9月と買い優勢の傾向が確認できる。2018年上半期は売り優勢となったものの、8月以降は徐々に下げ止まりの可能性も出てくるだろう。

 まずは、雇用統計を受けて、心理的節目1200ドルを維持できるか否かが焦点。1200ドル水準を維持ならソーサーボトム(鍋底)形成シナリオ。仮に、1200ドルを割り込み、テクニカル的なストップロスを巻き込んで下げが加速するようなら、V字型の切り返しでの底打ちパターンとなる可能性もあろう。

 いずれにしろ、8月以降はNY金の買いのタイミングを待つ時間帯と考える。
 

 

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