今年上半期の三大金鉱山会社の生産量は前年同期比▲15%減

 今年上半期の3大金鉱山会社の金生産量は減少し、生産コストは引き続き上昇している。エネルギー価格の上昇や生産の減少により、生産コストは上昇している。また、フリーキャシュフローは減少している。

 世界三大金鉱山会社の上半期の金生産量は減少し、最も大きく減少しているのはBarrick Goldで、上半期の金生産量は前年同期の270万オンス(約84トン)から▲20%減の210万オンス(約65トン)であった。Goldcorpは▲10%減、Newmontは▲9%減であった。3社合わせると▲15%減、約▲100万オンス(約▲31トン)減となっている。

 なお、世界第3位の金鉱山はGoldcorpではなく、Anglo Goldであるが、同社は8月20日にならないと決算書を公表しない。またKinrossはおそらくGoldcorpを上回る世界第4位であるが、貴金属の生産量を一括して公表しているので、金と銀等の明細がわからない。

 ともかく、大手3社のフリーキャッシュフローは、2017年の上半期7億1,900万ドルあったが、今年の上半期は合わせて3800万ドルに急減している。昨年の7億1,900万ドルのうちNewmontが5億3,000万ドルを占め、Barrickが2億4百万ドル、Goldcoprはマイナス1,600万ドルだった。今年は、Newmontが1億7,300万ドル、Barrickは9百万ドル、Goldcorpは▲1億4,400万ドルになっている。

 上半期の採算分岐点価格を計算すると、昨年は、調整済み収入の採算分岐点価格は1,126ドル、フリーキャッシュフローの採算分岐点価格は1,138ドルで、これに対し平均金市場価格は1,243ドルだった。これに対し今年は、調整済み収入の採算分岐点価格は1,230ドル、フリーキャッシュフローの採算分岐点価格は1,297ドルで、平均市場価格は1,303ドルだった。つまり、昨年の3大金鉱山のプロフィットマージンは金価格が低かったにもかかわらず約10%あったが、今年は、5.6%に下がっている。
 

 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事