米国の主要原油生産地の将来像

原油(WTI先物)弱含み。米国の稼働リグ数が増加したことなどで。68.91ドル/バレル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの堅調推移などで。1221.8ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。10350元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。506.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで390.9ドル(前日比0.2ドル拡大)、円建てで1397円(前日比4円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米国の主要原油生産地の将来像」

毎月末、米エネルギー省(EIA)は、全米の州別の原油生産量(前々月分まで)を公表しています。

以下のグラフは、2018年4月時点で州別の上位にランクインした州の原油生産量の推移です。

1983年以降、目立った変化があった州のデータに着目するために、テキサス(1位)、ノースダコタ(2位)、アラスカ(5位)、カリフォルニア(6位)の4つの州の推移に着目しました。ちなみに、3位はニューメキシコ、4位はオクラホマです。

2010年ごろからテキサスとノースダコタで生産量が急増したのはシェール革命によるものです。

一方、アラスカとカリフォルニアは、その傾向はやや弱まったものの、1980年代後半より減少傾向にあります。

アラスカでは主要産油地である北極海に面したプルドーベイ油田付近での原油流出事故に端を発し環境保護を進める声が高まったこと、カリフォルニアでは自動車の排ガスなどによる大気汚染問題によってクリーンエネルギーの利用促進や電気自動車を含む次世代自動車の普及が進んだことが当該州で原油生産量が減少した理由だとみられます。

また、アラスカでの生産量の減少には、米国の主要消費地区(主に東海岸)に遠いこと、以下のグラフでもわかる通り、1年の中で生産量の増減するという季節的な制約があることも、同州の生産量が減少傾向となった要因とみられます。

現在は、シェール由来でテキサスとノースダコタがけん引をする米国の原油生産事情ですが、かつてはアラスカやカリフォルニアでも盛んに生産されていたことを考えれば、米国はこれまで、エネルギー消費の増加に対応すべく、技術革新を進めながら、広い国土を最大限に活かして柔軟に生産地区を変動させてきたと言えます。

もしかしたら、さらに技術革新が進み、20年後や30年後には今とは異なる別の州で原油生産が盛んになっている可能性があります。

図:米主要州の原油生産量の推移 単位:千バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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