週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比-0.10ドル安の69.60ドル、ブレント原油は1.68ドル高の74.55ドルとなった。

 前週末の海外原油は、トランプ米大統領が中国からの輸入品5000億ドル相当分に対し制裁関税を用意していると述べたことや、中国やEUは自国通貨を操作してきたと批判したことなどでドル安が進んだことが好感され上昇した。

 先週に入っても、基調的にはしっかりとした流れが続くこととなる。週明けは、米国とイランの舌戦が激化していることで中東リスクが意識され買いが先行。ただしロシアやサウジ等の増産や、米国を中心とした貿易戦争で世界の景気見通しが不透明になってきていることから上値は重く、小幅下落となった。翌24日は、中国政府が内需拡大に向けた政策を発表し石油需要の拡大が期待されたことや、米国のイラン制裁により同国の石油輸出が絶たれることが引き続き警戒され、序盤はやや軟調な推移となるもその後安値から切り返し、反発した。25日は続伸。API週報にて原油やガソリンの在庫減少が示さ れたことからおおむね堅調に推移すると、その後発表のEIA在庫統計にて原油在庫の615万バレル減少(予想:220万バレル減少)が示され一段高となった。またサウジアラビアの原油タンカーがイスラム過激派の襲撃を受けたとの報も材料視されたようだ。26日は、対ユーロでドル高が進行したことで序盤からやや軟調な推移となっていたが、安値では押し目買いが入り切り返す動きとなる。前日に引き続き、EIA統計での在庫減少やサウジアラビア←→イラン間の地政学リスクを支えに買いが優勢となった。

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