バブ・エルマンデブ海峡を通る原油出荷停止

 サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は26日、バブ・エルマンデブ海峡を通るすべての原油の出荷を「一時的に停止」すると発表。

 サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は26日、バブ・エルマンデブ海峡を通るすべての原油の出荷を「一時的に停止」すると発表。原油タンカー2隻が親イランのイスラム教シーア派武装組織フーシ派に攻撃されたことを受けた措置。

 ファリハ氏は声明で「サウジアラビアは、バブ・エルマンデブ海峡経由のすべての原油出荷を一時的に停止している。停止期間は、状況が明らかになり、同海峡の運航の安全が確認されるまでとする」と述べた。

 これに続いて、 クウェートも、紅海からバブ・エルマンデブ海峡を抜ける経路での原油輸出停止について、検討していることを明らかにしている。

 バブ・エルマンデブ海峡は紅海とアデン湾をつなぐ幅20キロほどの狭い海峡。2016年には、日量約480万バレルの石油が通過した。ホルムズ海峡程の原油通過ではないが、中東の地政学リスクの高まりを受けて、原油市場は堅調推移となっている。

 6月からイランは、イエメンにおける軍事的攻勢を強めていた。サウジアラビアが主導するアラブ連合軍は、13日からイエメン西部フダイダ港湾を占領する大規模な作戦を開始したが、イラン・イスラム革命防衛隊のジャアファリー司令官が、西側が支援するアラブ連合軍が、イエメン西部のフダイダ港湾で敗北を喫したと報じられた。

 このままイラン優勢となると、イエメンがイランの影響下に置かれてしまう可能性もあり、サウジが反撃に出た格好。既にイランは、アラブ諸国のうちカタールを味方に引き込んでいる。また、イラクでも無視できない影響力を保持しており、イエメンを含めて、サウジアラビア包囲網を築きつつある。これは「シーア派革命の輸出」というイランの国策に基づいて行われている。
 

 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事