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“減産順守率100%”に向けて調整が進む減産体制

原油(WTI先物)上昇。サウジが紅海を通る輸送を一時停止することを示唆したことなどで。69.56ドル/バレル近辺で推移。

金弱含み。ドルインデックスの底堅い推移などで。1230.1ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)強含み。10305元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。503.7元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで387.6ドル(前日比4.5ドル縮小)、円建てで1379円(前日比5円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「“減産順守率100%”に向けて調整が進む減産体制」

OPECのウェブサイトによれば、減産体制は、2018年6月23日(土)に開かれた第4回OPEC・非OPECの閣僚会議で、7月から減産期間が終了する今年の12月まで、全体の減産順守率を自主的に100%に調整することを決めました。

減産が始まった2017年1月以降の順守率については、減産監視委員会(JMMC)がほぼ毎月公表してきました。今後もこれまで同様、減産が終了するまで毎月公表されるとみられます。

6月18日付けのJMMCの電話会議に関するプレスリリースの中に、減産体制全体の6月の減産順守率は121%だったと記載されています。

以下は減産開始以降の減産体制全体の順守率の推移です。2018年7月から12月まで100%に調整する、という決め事を順守するべく、6月は5月に比べて26ポイントも低下しました。

このままいけば7月には100%近辺になるとみられます。7月の減産順守率は8月20日のJMMCの電話会議の後に公表されるとみられます。

減産順守率の低下は、減産体制が生産量を増やしていることを意味します。

しかし、順守率が100%以上であれば2016年末に決定した減産体制全体の削減目標を順守していることになります。

公表される順守率は、減産体制(現在は25か国)全体のものであり、個別の国の順守動向ではありません。

というのも、サウジアラビアは6月に大幅に生産量を増加させていたことが今月公表されたOPEC月報で明らかになっています。

それでも減産順守率が100%以上となったのは、サウジ以外の国の生産量が減少したためです。

この点については2018年7月6日の「6月のサウジの増産の裏で生産量が減少していたリビア等」をご参照ください。

“サウジが大増産をしていること”、“減産体制全体の順守率が100%以上を維持すること”の同時進行は、12月の減産期間終了まで続く可能性があります。

図:減産体制全体の減産順守率の推移

出所:OPEC、JMMC(減産監視委員会)のデータをもとに筆者作成

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