週刊石油展望

 今週末のWTI原油は先週比-0.63ドル安の69.70 ドル、ブレント原油は-1.39 ドル安の72.87 ドルとなった。

 前週末の海外原油は中国での原油需要の減少警戒感などから弱含みで推移したものの、ドル高一服や欧米の株価の上昇を背景にリスクオンの動きとなると押し目は買われる展開となった。

 先週は前週の調整安の流れを引き継ぐとリビア東部の輸出港から出荷が再開や、サウジアラビアやロシアなどの増産が供給ひっ迫懸念を後退させ大幅下落を招いたが、イラン制裁等で原油の生産余力に対する不安感もあり押し目では買いが先行した。週明けはリビアの輸出再開や、サウジアラビアの生産量が7月に過去最高水準に達するとの報道が嫌気され急落した。翌17日もも急落の流れを引き継いで下値を試す展開が続いていたものの、リビア最大級のシャララ油田の生産量が武装グループによる襲撃を受けて落ち込んでおり、再び不可抗力条項を発動したことなどから安値から切り返した。週中発表のあったEIA在庫統計では、製油所稼働率の低下を背景に原油在庫は予想に反して大幅に増加していたものの、製品需要が底堅くガソリン、ヒーティングオイルともに予想外に減少となったことに反応し上昇した。ガソリン価格が高値での推移を続ける中でも昨年並みの需要を維持していることが好感された模様。週末にかけてはサウジアラビアがが8月の原油輸出は10万B程度減少すると述べるなど、8月の減産を示唆し、過剰な増産は回避されるとの見方が強まったことで上昇した。

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