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ゴムは『閑散に売りなし』の相場!?

 東京ゴム先限はなんとか170円を維持しているが、反発力に乏しい。相場の変動幅が少なくなると投機筋も仕掛けにくく、一層、商いが減少する悪循環となっているようだ。

 もっとも、昔から、『閑散に売りなし』ともいわれているし、当限と先限の順ザヤ幅が8円がらみと少なく、これでは先限を新規に売るのはリスクがある。

 肝心な今後の相場をどう見るかだが、目下、台風9号が中国の海南島を横切り、ベトナム北部に上陸し、その後、ラオスに抜けて熱帯性低気圧に勢力を弱めると日本の気象庁が発表している。タイ気象局も18日から20日にかけてタイ北部、東北部を中心に強い雨が降る恐れがあるとして注意を呼びかけている。

 また、バンコクポストの7月17日付(英文電子版)によると、『タイ災害対策庁は今週(15~21日)に予想される豪雨により、28県で洪水の発生する危険が高いとして、豪雨・洪水警報を発令した』と伝えている。

 また、Chayapoi Thitisak同長官は、『現在、ミャンマー、タイ北部地方、ラオスをモンスーン(季節風)が強く吹いており、タイ領内に豪雨をもたらしており、悪化する可能性が高い』と述べている。

 もし、タイが豪雨に見舞われれば北部にもゴム園があり、採液作業がストップし、更には洪水になれば積み出し港までの輸送ルートに問題が出かねない。その意味では、今週のタイの天候と豪雨や洪水被害があったかどうかを検証する必要がありそうだ。

 仮に洪水被害が発生していれば、日本向けのタイRSS3号のオファーアップも予想されるだけに目が離せない。

 従って、当面のポイントはタイ産地の状況把握に加えて、25日(水)の当限(納会)動向がポイントになる。19日現在で当限の取組は297枚まで減少しているうえ、相場も20日時点で163円20銭と6月限納会値の163円40銭とほぼ同値になっている。こうなると、当限の波乱も考えにくく、平穏に幕を閉じるかも知れない。

 次に当限に回る8月限は、まだ、供用期限切れ圏外の限月であることを加味すると、8月限とあらたに発会する2019年1月限とのサヤが大きく拡大するとは思えない。そうしたなか、タイで洪水被害が発生すれば、東京ゴムの反発が予想され、前回の本欄で述べたように、春相場と同様に切り返す相場展開が予想される。ただし、予想通りに上昇すればそこで絶好の売り場と見るのだが…。

 なお、東京商品取引所発表の7月10日現在のゴム指定倉庫在庫は入庫281トン、出庫885トン、在庫1万1,876トンで、ピーク時の4月20日時点の1万3,792トンから減少を続けている。
 

 

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