どこまで行っても需要縮小の白金は戻り売り

 NY白金期近10月限は19日、800ドルの大台割れを演じたが、リーマン後に急落した2008年12月以来の800ドル割れである。ちなみに、2008年10月には752.1ドルの安値を示現している。

 第3四半期入り早々にNY白金は急落し、800.7ドルの安値を付けた後、862.1ドルの高値示現などの急伸をみせたが、結果的には売り場提供となり、今回の800ドル割れにつながったといえる。

 再び白金の地合いが悪化した背景には金とパラジウムの値崩れがあると考えられる。

 特にパラジウムは、週明けに発表された4-6月期の中国の弱気なGDP、さらに19日に輸入自動車への関税を調査するための公聴会が米議会で始まったことが売り材料となり、大幅安をもたらしたとみられる。

 公聴会前のパブリックコメントで、米国自動車工業会(AAM)は、もし関税が実施されれば、米国国民は約450憶ドル(約5兆円)を負担することになると指摘。輸入される自動車部品に対する関税も検討されているため、生産コストが引き上げられ、米国で生産される自動車の販売価格も上昇するとの懸念を表明している。

 米国と中国での自動車生産の縮小が懸念される中、両国での自動車用触媒需要の依存度が極めて高いパラジウムが急落している。
 

 

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