強気の需給報告には懐疑的で、戻り売りスタンス維持のトウモロコシ

 米農務省は12日に需給報告を明らかにしたが、米国トウモロコシの2018年度のイールドは据え置かれ、8月の第一回生産高予想に合わせて修正することになる。現在の極めて良好な作柄状況から、トレンドイールドの174.0ブッシェル、前年度実績の176.6ブッシェルも大きく上回るとみられる。

 さて、今回は2018年度の米国トウモロコシの期末在庫も注目されていた。6月29日に発表された弱気な作付面積・収穫面積、6月1日現在の全米在庫を踏まえて、期末在庫の上方修正が期待され、市場の予想平均は17憶1200万ブッシェルだった。しかし、発表された期末在庫は15憶5200万ブッシェルとなり、前月の15憶7700万ブッシェルも下回る強い内容となった。2017年度の期末在庫、つまり2018年度の期初在庫が大幅に下方修正されたことで、作付面積・収穫面積の増加による供給増をある程度、カバーしてしまったこと、輸出需要の大幅な上方修正が強気の期末在庫の発表をもたらしたといえる。

 弱気な内容を期待していただけに、発表後のシカゴトウモロコシは急反発している。

 6月1日現在の全米在庫が、その時期としては過去最高だったが、それに反して2017年度の期末在庫は前月よりも大幅に下方修正された内容は解せない。2017年度も輸出需要が大幅に上方修正されたが、現在の輸出検証高の前年同期比は5.1%減ながら、需給報告では4.7%増を設定している。第4四半期の輸出需要が急増するとみているようだが、その動きはまだみられない。
 

 

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