原油の価格変動要因の“二面性”を意識することが重要

原油(WTI先物)反発。リビアの政情不安などで。74.31ドル/バレル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの反発などで。1256.8ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。10325元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。503.0元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで405.9ドル(前日比0.2ドル縮小)、円建てで1446円(前日比16円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「原油の価格変動要因の“二面性”を意識することが重要」

二面性とは“一つの物事が表と裏の両方を持っている様”ということですが、この場合は、同じテーマでもそれが上昇要因にも下落要因にもなり得ることをイメージしています。

以下の表のとおり、「トランプ大統領」「OPEC」「米原油在庫」の3つのテーマを例に挙げます。

それぞれ右のとおり「上昇要因」の面も「下落要因」の面も、両方持ち合わせていることが分かります。

「トランプ大統領」であれば、イラン制裁を強めており、それが地政学的リスクを高める(上昇要因)面と、逆に、原油価格の上昇をけん制するツイートをする(下落要因)という面があります。

OPECについては、海外情報ベンダーのデータによれば、OPEC全体として6月は減産を順守した(上昇要因)、しかしサウジが大幅増産をした(下落要因)ことが分かっています。

米国の原油在庫においては、指標性のあるクッシング在庫は減少(上昇要因)、一方米国全体では増加(下落要因)となっています。

今後の原油相場を考えていく上で、同じテーマでも上昇・下落両面の見方ができる点に留意する必要があります。

ただ、足元の原油相場は74ドル台で高止まりしていることから考えれば、どちらかと言えば今は上昇要因が勝っている可能性があります。

下落要因を認識しながらも上昇要因が強めに意識されて高値を維持していると言えます。

前々回「米国がイランに制裁を加えるメリットとは!?」で述べたとおり、トランプ大統領にはイランを制裁し続けるメリットが複数あるとみられます。

その意味では、今後、仮にトランプ大統領自身が原油価の上昇をいかにけん制するような発言(ツイート含む)をしたとしても、原油価格は上昇する可能性があります。

図:足元の原油相場における、各テーマの上昇・下落要因

出所:筆者作成

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