6月のサウジの増産の裏で生産量が減少していたリビア等

原油(WTI先物)横ばい。米国の原油在庫において、全体で増加、クッシングで減少し、強弱の材料が入り混じったことなどで。73.72ドル/バレル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの下落などで。1260.9ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。10495元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)横ばい。497.7元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで402.7ドル(前日比4.5ドル縮小)、円建てで1427円(前日比3円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「6月のサウジの増産の裏で生産量が減少していたリビア等」

海外大手通信社が6月のOPECの原油生産量を公表しています。

公の機関による公表スケジュールは以下のとおりです。

10日(火) 米エネルギー省(EIA)
11日(水) OPEC(石油輸出国機構)
12日(木) 国際エネルギー機関(IEA)

公の機関による公表に先立ち、海外大手通信社は6月末から7月初めにかけて独自に調査した6月の原油生産量を公表しています。

以下のグラフは、とある海外大手通信社が公表したOPEC各国の2018年6月と5月の原油生産量の変化(2018年6月マイナス5月)を示したものです。

グラフの通り、サウジの6月の原油生産量は5月に比べて日量33万バレル生産増加となりました。

しかし、ほぼ同等の日量30万バレル分、リビアの生産量が減少しています。

アンゴラも日量12万バレルの減少、ベネズエラも日量6万バレルの減少となっています。

OPEC合計で日量3万バレルの増加に留まったのは、サウジ1国の大幅増産分をリビアなどの生産減少分が相殺したためです。

先月の総会で決まった増産(減産順守率の引き下げ)は7月からと報じられているため、足元のサウジの増産が、必ずしも総会で決まった増産を履行するためもの行動とは言えません。

あくまでも増産実施の動向は8月に入ってから公表される、7月の生産量を確認しなければなりません。

増産決定はサウジだけのものだったと判断するのはまだ早いのですが、6月のOPEC加盟国個別の動向を見た限り、その可能性は否定できません。

明日以降の公的機関からの発表でもこのような格好になっているのか、確認してみたいと思います。

図:OPEC加盟国の原油生産量の変化 (2018年6月-5月) 単位:千バレル/日量

出所:海外大手通信社のデータをもとに筆者作成

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