8月後半から9月に再度の下落相場

 東京ゴム先限は7月5日に166円90銭まで値を下げ、170円台を割り込んだ。

 先週の本欄では『少なくとも3分の1戻りである180円がらみまでの反発が予想される』と述べたが、それどころか170円を割ってしまった。

 ただし、ここで170円割れの安値を売って、果たして、その売り玉が利食出来るかだ。仮に168円で新規売りして158円まで下落すれば10円の利抜きが可能だが、それを狙って弱気筋が売り込んでしまうと、むしろ、強気している中国系のファンドにかつぎ上げられる恐れもある。要するに、ここでは安値を売り叩くべきではないと考えたい。

 確かに、9月以降には供用期限切れ現物がまとまって発生するが、それを材料に早くから売り叩くのは得策ではない。

 東京ゴムの当限(7月限)は供用期限切れ現物がほとんど受け渡しに姿を見せないと思われ、本格的に供用期限切れ現物が納会に出て来るのは9月以降と見られる。

 もちろん、8月限が9月限の価格に接近すれば供用期限切れ接近玉が納会で受け渡しされる可能性はあるが、本格的な重圧を受けるのは9月限以降と見られる。

 1年間で供用の期限切れを迎える現物をあらためて見ると、東京商品取引所への検品申請が2017年10月に184枚、11月に392枚、12月に496枚のあわせて1,072枚、トン数にして5,360トンあり、これが9月限以降の限月に手持ち筋から渡される予定だ。

 また、今年1月の検品申請は396枚、2月が480枚、3月が320枚、4月も320枚の4ヵ月間で1,516枚、7,580トンが12月から期限切れを迎えることを考えると、東京ゴムが浮上するにはこうした供用期限切れ在庫が一掃されないと無理といえそうだ。

 それでは、目先的にはどうなるか、7~8月限が供用期限切れ問題の圏外にあることから期近が下げにくく、それを映すように、当限と先限の順ザヤ幅が縮小している。従って、何かのキッカケをつかめば先限が買われる可能性があり、極端な弱気はリスクがあると見る。

 ここは修正高の時間帯にあると思われ、予想通りに相場が反発したところを見計らって、再び新規売りするかどうか考えれば良かろう。

 再度の下げ相場を期待出来るのは8月後半から9月にかけてと予想するが、その時には先限で150円台へと水準を切り下げると見るが、果たしてどうなるか。
 

 

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