Bank ofMerrill Lynchは年内のNY金価格は1400ドルになると予想

 7月2日月曜日のNY金価格は▲1%安の1241.70ドルと7か月ぶりの安値、銀先物価格は▲2%安の15.835ドルとなっている。

 米国第二位の銀行Bank of America Merrill Lynchの貴金属アナリストは最新のレポートで今年第4四半期にはドルの見通しは据え置いたものの、金価格は1400ドル、銀は17.50ドルに上昇すると予想している。世界の貿易戦争により、地政学的な緊張の高まりがインフレを亢進させ、貴金属価格上昇の要因となるだろうという。

 「ビジネスサイクルは成熟期に入り、貿易は不透明な状態が続き、転換期を向かえるだろう。同時にインフレは強くなり、米国債の売りは多くの人が採る戦略のひとつとなるだろう。それにより金を買う人々が市場に戻ることになる」という。ドルについては、引き続き強く、金にとっては下押しリスクのひとつとなるだろう。ドルインデックスは現在一年ぶりの高水準の95.05となっているが、年内は、ドルはさらにユーロに対して強くなる可能性が高い」という。

 ドルは中期的にはフェアバリュー(適正な価値)よりは8~9%安くなっているという。

 貿易戦争について第一生命経済研究所のレポートは楽観的な見方をしている。

 「関税引き上げの応酬によって、各国では輸入品への関税賦課に伴う企業のコスト増が見込まれる。ただ、対象商品の製品コストに占める割合は小さいほか、企業は輸出先の変更という選択肢も持っているので、世界経済を大きく下押しするとみるのはやや行き過ぎであろう」という。

 まだ貿易戦争の経済に対する影響は不透明としか言いようがないのかもしれない。同様に米中貿易戦争にしても、まだ駆け引きがあり、抜け道もあるという。
 

 

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