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サウジは一足先に増産体制に入った!?

原油(WTI先物)上昇。リビアの供給減少懸念などで。74.73ドル/バレル近辺で推移。

金弱含み。ドルインデックスの強含みなどで。1240.4ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)弱含み。10470元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)強含み。503.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで434.7ドル(前日比13.8ドル拡大)、円建てで1549円(前日比122円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「サウジは一足先に増産体制に入った!?」

先月末、海外メディアは6月のOPEC加盟国の原油生産量を公表しました。

サウジアラビアの6月の原油生産量は日量1070万バレルと公表されました。

日量1070万バレルとは、減産を開始する直前、つまり2016年末の生産水準が高かった頃を上回る量です。

減産期間中は(現在もですが)日量1005万8000バレルを上限とすることを2016年11月の総会で合意したサウジですが、それを全く感じさせないくらい大きく生産量を増やしたわけです。

6月の総会では、7月から減産順守率を100%に引き下げる(7月から生産量を増やす)ということが決まったものの、実際には6月から急増させたことになります。

“突如”という言葉が当てはまる今回のサウジの行動の背景を考えると、やはりトランプ大統領の発言や行動が頭をよぎります。

トランプ大統領の“増産要請”にサウジが“応じた”と言えます。

サウジ側から見れば、増産をしたいと考えていた矢先に、トランプ大統領が増産要請をした、という見方もできます。

サウジにとっては、増産(財政回復)と、原油価格の上昇(アラムコIPOの可能性をつないだ)の両方を手に入れたことになります。

減産実施期間中であっても、総会で事実上増産をすることが決まっていたとしても、これだけの大増産をすれば、原油価格は下落すると考えられます。

しかし、実際はそうではなく、原油価格は74ドル台という3年半ぶりの高値を維持しています。

サウジは今、非常に居心地がよい環境にいると言えます。

ただ、サウジがこのような好機を享受しているのは“アメリカの軍門に下る”という大きな決断をしたためだと筆者は考えています。

やはり、今の原油は“政治主導”なのだと思います。

図:サウジアラビアの原油生産量の推移 単位:万バレル/日量

出所:OPECおよび2018年6月分のみ海外主要メディアのデータより筆者作成

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