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イラン制裁が米国の原油輸入(ネット)量に与える影響

原油(WTI先物)反落。サウジが増産すると報じられたことなどで。73.69ドル/バレル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの上昇などで。1249.4ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。10445元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。501.6元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで404.3ドル(前日比7.5ドル拡大)、円建てで1435円(前日比8円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「イラン制裁が米国の原油輸入(ネット)量に与える影響」

米国の原油輸入(ネット)量は、緩やかに減少しています。

「ネット」とは、正味、実質的な中身、という意味で、この場合は、正味の輸入量、つまり、実際の輸入量から輸出量を差し引いた値、となります。

グラフのとおり、米国の原油輸入(ネット)量は、2010年ごろから2014年ごろまでは、中東依存度を引き下げる方針が一因となり低下しました。

2014年中ごろから2016年ごろまでは、原油価格急落の折、米国内の原油生産量が減少したため輸入量が増加しました。

2016年1月より40年ぶりに原油輸出が解禁になった以降、徐々に輸出量が増加しており、それに呼応するようにネット輸入量が低下しています。

米国はイランへの制裁のため、他国にイランの原油を輸入しないように呼びかけています。

イランからの供給が減少して需給が引き締まるとの見方も、現在の原油価格が引き続き70ドルを超えていることの一因であると報じられています。

しかし、米国のイラン制裁が与える世界の原油需給の動向への影響を考える上で、米国の輸出量にも着目する必要があると考えています。

イラン産原油は、日本や中国、韓国、台湾など主にアジア諸国向けに輸出されています。

また、先日、中国が米国の原油輸入の際の関税を引き上げると報じた点より、米国にはアジア向けの原油輸出の実績があることが分かります。

イラン産原油の不買要請と米国にアジア向け原油輸出の実績があることを合わせて考えてみると、イラン制裁は米国の原油在庫を捌く(さばく)ための施策、という意味を持つと考えられます。

その意味では、イラン制裁によってイラン原油の不買が進めば進むほど、米国の原油輸出が増加する、以下のグラフが下向きになる(引いては米国の原油在庫が減少する)ことが予想されます。

図:米国の原油輸入(ネット)量 単位:千バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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