週刊石油展望

 今週末のWTI原油は先週比6.88ドル高の73.28ドル、ブレント原油は3.86ドル高の77.85ドルとなった。

 OPEC総会後、一転し大幅反発に転じた。先週末22日はOPEC総会にて明確な増産目標を明示しなかったことで、日量100万Bを下回るとの見方が相場を押し上げた模様。

 前週末に続き今週も反発が続いた。25日は貿易摩擦激化への警戒から株式が下落したことに圧迫されたが、カナダのシンクルード社(36万B/D)が電源喪失により停止し、7月まで生産停止と発表され上昇したが、OPECの増産への警戒もあり上値は抑えられた。翌26日は、米国が同盟国に対し11月からイラン産原油の輸入停止をと圧力をかけているとの報道や、イランの輸出が、4月258万に対し、5月238万、6月193万と大幅に低下していることを材料視し上昇した。日本時間早朝発表されたAPI石油統計では原油在庫が922万減少と大幅に取り崩された。翌27日は昨日まで同様カナダ、リビア、イランと供給懸念やAPIの原油在庫が強気となったことでEIAの発表を待たず買いが先行した。EIA統計では原油在庫が-990万B、ガソリンが115万、留出油+1.5万と原油においては予想以上に減少となり、高値圏で持ち合った。28日は真新しい材料には欠いたがサウジが増産に動く見通しではあるものの世界的な生産余力の低下やテクニカルな買いに支えられ上昇する展開となった。29日もロシアが7月の増産幅が20万B程度との発言に落胆したためか、ブレント主導の上昇相場が展開されている。総じて増産基調の北米産原油への懸念で売り手不在のマーケットになった印象が強い。

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