^
ページTOPへ

誰が真っ先に増産するのか!?

原油(WTI先物)続伸。増産量が想定内だったことへの安心感などで。68.89ドル/バレル近辺で推移。

金小動き。ドルインデックスが小動きなことなどで。1271.2ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)横ばい。10470元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。466.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで394.9ドル(前日比0.8ドル縮小)、円建てで1379円(前日比12円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「誰が真っ先に増産するのか!?」

これまでは、月の下旬に開催される減産監視委員会で公表されてきた減産体制24か国の減産順守率ですが、総会前日だった今月は、減産監視委員会の場ではなく、総会のコメントの中に減産順守率の言及がありました。

2018年5月の減産順守率は147%となりました。総会ではこの減産順守率を100%まで引き下げることが決まりました。

減産順守率は「削減した量÷削減すべき量×100」で求められます。仮に削減すべき量が日量100万バレルだったとして、実際に削減した量が日量100万バレルだった場合、減産順守率は100%になります。

150%前後で減産順守率が推移しているということは、予定された削減幅のおよそ1.5倍の減産をしていることになります。

減産順守率が高ければ高い分だけ、100%まで減産順守率を下げるにあたり、その幅(この場合は増産幅)は大きくなります。

さらに、米国の単独制裁によるイランの供給減少、ベネズエラの自国都合の生産減少など、減産とは別文脈の生産減少(つまり増産枠の更なる増加)が予想されています。

公式にはどの国がどれだけの量を増産するかについては言及されていません。

筆者の考えですが、単に生産余力(スペアキャパシティ)の話だけでは不十分で、残り半年の減産期間の間で、有効にその“枠”を使いこなせることが必要であるため、迅速にかつできるだけ多い量の増産ができる国がその枠を使う、という考えが柱になると思います。

その意味で最も有力なのはサウジです。ロシアと違い、冬に生産施設が低温の影響を受けることもありません。

また、今回の減産が始まった2017年1月の直前に大幅に生産量を減少させたことから、機動的に生産量を増減させることができるそうです。

機動的に、そして季節の影響をを受けずに、かつ大量に増産できる・・・枠を有効利用できるのはまずはサウジなのだと思います。

8月に出る、7月の生産量のデータに要注目です。

図:減産順守率の推移 (減産参加国24か国合計)

出所:減産監視委員会(JMMC)の資料をもとに筆者作成

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

最新記事

 
 
 

関連記事