週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比0.49ドル安の66.40ドル、ブレント原油は1.87ドル安の73.99ドルとなった。

 前週末の海外原油は大幅下落。米トランプ大統領が中国製品に対する制裁関税を発動するとの報により、米中貿易摩擦の激化懸念から商品市場がほぼ全面安となった。

 先週はOPEC総会を週末に控え、序盤は方向感に欠ける動きとなった。週明け18日は反発。前週末の米中貿易摩擦への警戒感から引き続き売りが先行したが、売りが一巡するとその後は対ユーロでドル安となり、割安感から買われプラス圏へと切り返す展開となった。19日は反落。米トランプ大統領が中国からの輸入品2,000億ドルに追加関税を課すと警告し、それに対し中国が報復措置を取る姿勢を見せたため、貿易摩擦の激化懸念から欧米株が全面安となりリスク資産である原油も売られる形となった。20日はEIA週報で原油在庫が市場予想の190万B減少に対し、590万B減少と大幅な取り崩しであったため急伸する場面もあったが、製品在庫は積み増しであったため上げ幅を縮小した。週末のOPEC総会で小幅な増産で意見がまとまりつつあるとの観測も買い材料となった。21日は増産に反対していたイランが小幅増産を容認する姿勢をみせたため、合意見通しが重しとなり反落した。週末はOPEC総会で100万B増産することで暫定合意となったが、実際にどこまで供給が増えるのかは不透明だと受け止められ、発表前より値を上げて推移している。

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