5月1日を100とした指数

 この半月足らずの間に多くの政治的・経済的な大きな出来事があった。

 6月1日には米国がEUやカナダ等に対して鉄鋼とアルミの関税を引き上げた。鉄鋼を最も多く米国に輸出しているのはカナダで、次いでブラジル、韓国、メキシコ、ロシア、トルコ、日本、ドイツ、台湾インド、中国、ベトナムの順となる。カナダは最大166億カナダドル相当の米国製品に7月1日から関税を課すと報復した。

 6月13日米国の連邦準備制度理事会は公開市場委員会を開き目標政策金利を+0.25%利上げして1.75?2.00%とした。6月14日ECB理事会は、2兆5,000億ユーロの国債の買い入れによる量的緩和を年末に打ち切ることを決めた。そして市場が来年6月に予想していた利上げを9月以降とドラギ総裁が述べてユーロドルは急落した。

 6月15日トランプ大統領は中国に対して、7月6日以降818品目の商品の関税を引き上げるとした。間髪を入れず、中国は16日545品目の輸入関税を引き上げるとし、両国の貿易摩擦が生じている。これはまだ7月6日までの猶予があり、その間に協議が再開される可能性もあるが、世界の株価は軒並み下落し、人民元等の主要通貨も下落している。

 その様子を見るために、5月1日を100とした指数のグラフを作ってみた。貴金属は下落し、NY金は5月1日に比べて▲2.1%下がった。NY原油は下落した後に反発していたが、97.9と▲2.1%下がっている。ブレント原油は+2.7%高くなっており、NY原油とブレント原油の値差は4.8%に開いている。

 穀物は右肩下がりで5月から1割以上、下落している。世界の株価は、直近は概ね下落しているが、ダウ平均株価は5月初めに対して+3.7%高く、日経平均はほぼ横ばいである。インド以外のBRICS諸国株価は下落し、東南アジアは台湾と豪州以外は5月初めを割り込んでいる。

 5月初めに比べてドルは+2.7%ドル高になり、ユーロは▲3.2%安くなり、円は円安・円高を繰り返して直近は5月初めの水準に戻っている。
 

 

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