週刊石油展望

 今週の原油相場は引き続きOPECの動向に沿った相場展開が予想されるが、どちらかといえば上値リスクが高まることを想定しておきたい。サウジとロシアが増産を協議しているものの、合理的で緩やかな合意に達するとの見通しを示すのみで意見調整は進んでおらず、具体的な数値等は聞こえてこない。またイラクが協議を介さない一部の産油国による一方的な決定を拒否すると発言するなど、イランやベネズエラと並んで増産に反対しており、OPEC総会で協調減産の規模縮小を協議するにしても無風通過の可能性は低そうに思われる。また、ファンドの買い玉が直近は減少傾向にあり、引き続き減少するとの見方もできるが反対に買い直す余地ができたとも受け取れ、こちらも注視してみる必要がありそうだ。ただし、ドル高や米中の通商リスクが上値を抑える可能性は十分にあると思われ、ボラティリティが高まることも想定されるため高値での突っ込んだ買いは控えたいところである。
 

 

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