週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比1.24ドル高の66.89ドル、ブレント原油は1.04ドル安の75.86ドルとなった。

 前週末8日の海外原油は下落。イランがアメリカの経済制裁を批判し、サウジアラビアにイランの減産分をカバーするよう求めると伝わったことが嫌気された。

 先週はOPEC総会を今週に控え、産油国の発言や動向を受けて上下に振れる場面が目立った。週明けはサウジアラビアやロシアがすでに増産を始めたとの報が伝わり売りが先行したものの、イラクのルアイビ石油相が産油国は増産の必要性を過剰に誇張すべきではないなどと述べ、減産縮小に釘を刺す形となったことでプラスに転じた。週半ばに発表されたEIA統計では、原油在庫が108.6万B減少予想に対して-14.3万B減少と大幅な取り崩しとなったことが好感され上昇した。ガソリン在庫や留出油に関しても予想より減少しており、米国でドライブシーズンに入る中で需要は強いものの、原油生産も拡大傾向にあることは圧迫材料となった。週末にかけては目立った動きは見られなかったものの、米国の原油生産拡大が要因で開いていたWTI原油とブレント原油の価格差に調整が入り、WTI上昇したもののブレント原油は売りが優勢となった。

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