トウモロコシは一段安必至、シカゴ市場での整理商いの本番はこれから

 シカゴ穀物市場の大幅安が続いている。シカゴトウモロコシも2月以来の安値を示現するなど、大幅安を強いられており、米農務省の需給報告を受けた急反発が格好の売り場提供となり、下げ余地をさらに拡大したとみる。

 ところで、シカゴトウモロコシ市場での大口ファンドのロングポジションの改善が進んでいない。ロングポジションからショートポジションを差し引いたネットでみると、米メモリアルデー前の5月22日現在、40万0338枚のネットロングだったが、6月5日現在は33万0039枚のネットロングに縮小している。

 しかしながら、ロングポジションを比較すると、5月22日現在は63万2919枚で、6月8日は62万7461枚。たった5428枚しか減少していない。その間の取組は増加しており、つまり、ロングポジションを維持しつつ、ショートポジションを増大させ、ネットロングの縮小につながったといえる。

 将来的な天候リスクを警戒して、高水準のロングポジションを維持することになったと考えられるが、ただ、米コーンベルトでの生育に理想的な天候が続いているだけに、大豊作期待が市場には浸透していた。

 また、期近7月限は今月末に第一回受け渡し通知日を迎えるが、それまでファンド筋の玉整理が強いられることになる。極めて良好な作柄で、生育に理想的な天候が続くとみられる中、期近7月限に存在する大量のロングポジションの乗り換えは厳しくなっており、ロングポジションの手仕舞い、つまり、手仕舞い売りを余儀なくされ、ここにきての大幅安の要因になっていると考えたい。
 

 

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