石油資源は限られているピークオイル論は都市伝説化したのか!

 国際エネルギー企業BP(British Petroleum)の石油統計によると、2016年現在の世界の推定石油埋蔵量は1兆7067万バレルであり、この数量に、まだ商業ベースに乗っていないカナダのオイルサインドの推定埋蔵量1653万バレルを加えると1兆8720万バレルとなる。2016年の世界の産油量は日量9215万バレルなので、可採年数は55.7年となる計算である。

 他方、EIA(米エネルギー省エネルギー情報局)の報告書によると、世界のシェールオイルだけの可採年数は米国を含む世界41カ国の合計で3450億バレルとしており、単純に、前述の世界の推定石油埋蔵量に対する占有率にすると20%となる。またシェールオイルだけの可採年数は約11年となる計算である。

 この石油だけの、しかも最新データだけを切り抜いただけでは分かりにくい部分があるが、少し前まで、世界の石油推定埋蔵量は長い年月にわたり約30年だと言われ続けてきたことからすると、それより2倍近く伸びていることになる。しかも、「地球の資源は限られている」といわれ続けながらも可採年数は縮むことなく、逆に伸びているのである。さらに加えて、米国のシェールオイルは、「米国の石油消費の100年分に相当する埋蔵量がある」との見方もあれば、「実は、シェールオイルは、まだ未発見・未開発の油層を加えると全世界の石油消費に対し100年分に相当する量がある」との見方まで一部にあるようだ。
 

 

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