OPECの判定では、2017年の米国の原油生産量はサウジに届かず

原油(WTI先物)反発。米朝首脳会談が順当に終了した安心感などで。66.44ドル/バレル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの反発などで。1301.2ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)弱含み。11385元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)強含み。470.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで395.4ドル(前日比1.4ドル縮小)、円建てで1370円(前日比12円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「OPECの判定では、2017年の米国の原油生産量はサウジに届かず」

2018年6月6日、OPECはAnnual Statistical Blletin(ASB:年次統計報告)を更新しました。

ASBは、名前のとおり年に1回公表される統計で(毎年6月)、各国の原油生産量や稼働リグ数、原油・石油製品の輸出入量が記載されています。(おおむねOPECが発足した1960年から前年まで)

今回注目したのは、原油生産量です。

ASB内の「World crude oil production by country」で各国の原油生産量のデータを確認することができます。

米エネルギー省(EIA)や、国際エネルギー機関(IEA)などの統計では、2次供給を含むか含まないかなど、データの条件に不一致があり、例えば、OPECのサウジと非OPECのロシアや米国を単純に比較することができない場合があります。

その点、ASBでは、一つのエクセルシートに各国の原油生産量のデータが記載されているため(特に但し書きはなし)、他の情報元の統計と比べて統一性があり、サウジとロシアと米国の原油生産量を比較するのに便利です。

以下はASBに記載された3か国の原油生産量のデータです。

注目していた2017年は、米国はサウジとロシアを上回ることはできませんでした。

具体的な2017年の原油生産量(前年比)は、サウジが日量995万9000バレル(-50万1000バレル)、ロシアが日量1034万9000バレル(+5万7000バレル)、米国が日量935万5000バレル(+49万8000バレル)でした。

ロシアはおおむね横ばい、サウジの減少分を米国の増加分が相殺した格好です。

来年のこの時期に2018年分が公表されますが、米国とサウジとロシアの原油生産量の関係はどうなっているのでしょうか?

引き続き、注目していきたいと思います。

図:サウジ、ロシア、米国の原油生産量の推移 単位:千バレル/日量

出所:OPECのデータより筆者作成

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