米朝首脳会談。非核化→体制保証→経済発展→原油消費量増加!?

原油(WTI先物)反落。米稼働リグ数の増加、ロシアの供給増加などで。65.45ドル/バレル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの反発などで。1301.1ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。11415元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。468.9元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで392.4ドル(前日比4.6ドル縮小)、円建てで1358円(前日比23円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米朝首脳会談。非核化→体制保証→経済発展→原油消費量増加!?」

いよいよ明日、6月12日(火)、史上初の米朝首脳会談が行われます。

シンガポール島南部のセントーサ島にある「カペラホテル」で、日本時間午前10時(現地時間午前9時)に始まるとされています。

昨日よりメディアは、金日恩朝鮮労働党委員長やトランプ米大統領が到着したことや、シンガポールのリー・シェンロン首相と会談したことが盛んに報じられています。

「非核化」「体制保証」「拉致問題」など、さまざまなテーマが上げられますが、トランプ大統領の発言のとおり、北朝鮮が非核化し、その見返りに北朝鮮の体制が保証され、北朝鮮の経済発展が進んだ場合、世界の原油消費量は増えるのか?という点について触れたいと思います。

以下のグラフは、米エネルギー省(EIA)が公表している国別のエネルギーに関連するデータにある、北朝鮮のデータより、北朝鮮のエネルギー供給源の割合を示したものです。

朝鮮のエネルギー消費の70%は「石炭」によって賄われていることが分かります。

世界では、イギリスで18世紀後半より目覚ましい経済発展が起こった産業革命の頃、木や薪から石炭に変わった「第一次エネルギー革命」が、第二次世界大戦をきっかけに石炭から石油に変わった「第二次エネルギー革命」が起きました。

世界ではエネルギー源が移り変わってきたわけですが、70%以上も石炭に頼る北朝鮮は、第二次エネルギー革命前の状態にあると言えるかもしれません。

このように考えれば、仮に非核化→体制保証というシナリオどおりに、話が先に進んでいったとしても、従来の石炭中心のエネルギー供給が継続し、原油の消費量がすぐには伸びない可能性があります。

非核化の話がすぐに結論が出る話ではないと言われている以上、体制保証もすぐに結論が出るものではないとみられます。

北朝鮮の原油消費量を含むのエネルギー供給の形は、時間をかけて変化していくと考えられます。

図:北朝鮮におけるエネルギー供給源の割合(2015年)

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事