ICBCスタンダードバンクは現在のドル高は一過性のものだという

 金鉱山会社のGoldcorp社(本社:カナダ)のIan Telfer会長は、「世界の金鉱山会社は、探鉱技術を駆使して、これまで以上に効率的に採掘できる新しい金の資源を探している。しかし、採算の取れる金鉱脈はなく、探鉱活動は低下している。供給の変化により金価格は上昇するだろう。すでに我々はピークゴールドに到達している。金の生産は山を下り始めるだろう」とFinancial Postで述べている。

 Gold Corp社の2015年の金生産量は340万オンス(約105トン)だったものが、2016年には280万オンス(約87トン)、2017年は250万オンス(約77トン)となっている。Barrick Gold CorpやNewmont Mining Corpの生産量も同様に減少している。

 南アフリカの金生産量は2015年にピークに達してから急速に減少している。Polymetal社(本社:ジャージー)のCEO、Vitaly Nesis氏は「昨年第4四半期が金鉱山の供給のピークの四半期だった」と述べている。今後3~4年で金生産量は15~20%減少する」という。

 世界最大の金採掘会社Barrick Gold社(本社:カナダの)Kevin Dushnisky社長は、「品質の低下と生産量の減少、新規鉱脈発見の欠如、鉱山開発の延期により、金価格は中長期的に上昇するだろう」と述べている。少し長期的な動きではあるが、World Gold Councilが発行した『Gold 2048』というレポートには、今後30年の経済情勢や金価格の予測が書かれている。これによると、金の資源は55,000トンしかなく、その9割が採掘されるとすると、2017年の生産量年間3,246トンの15年分しかない。金鉱山の新規発見は2008年以降少なくなっており、一方で開発資金は増大している。そして大きな鉱山は既に発見されなくなっている。金価格が近い将来1500ドル以上にならなければ、どの鉱山も新たな生産はできなくなるだろうという。

 

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